高校教育について①

 前回に引き続き、私立御殿場西高校にて説明会を受けた感想と高校教育について書きます。説明会は円滑にすすめられ、前回書いたように来年度から設立される二つのコースの説明や、特進コースの全国模試の平均点が並み居る公立高校より高い理由、充実した留学システムなどが伝えられました。

 これらの教育指導が為されているのには、ひとつ大きな根本的意識があると感じました。それは生徒のことを考え抜いている、ということです。そこには運営側の都合などは介在しておらず、すべての設備やシステムが生徒の為にありました。どの生徒にもそれぞれ個別で対応し、けして学業面・生活面の双方で置いていかれる生徒を作らない為のシステムが構築されていました。それを支えるのは生徒の為に時間を割くのをいとわない先生達です。

 私立高校を企業体とすれば、顧客は生徒とその保護者です。その顧客のために企業と従業員が最大限の努力をしている、とみればそのシステムには納得です。実際に追加でいくつかの私立高校の説明会を聞いてきたところ、同じ意識を感じることが出来ました。我々学習塾も企業である為、その意識・姿勢にはとても学ぶ部分が多く運営に活かしていきます。

 それでは、同じ年代を教育する機関である公立高校ではどのような運営がなされているのか。公立高校は運営母体が各都道府県の教育委員会であるので、運営方針やシステムは教育委員会や文部科学省のものに沿った形となるはずです。そこで、静岡県教育委員会のホームページと文部科学省のホームページ双方の高校教育部門をチェックしてみました。

 まず、静岡県教育委員会高校教育課のページですが

http://www.pref.shizuoka.jp/kyouiku/kk-050a/index.html

ここ数年間で特に大きな変化はなく、最新の長期計画は平成20年まで遡りますし更にその計画は静岡市内限定のものでした。静岡県立高等学校第二次長期計画の公表 というページにいこうとすると、既にそのページは存在しなく何年度に実施されたかも分かりません。また文部科学省のページでも、

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/main8_a2.htm

高校教育を計画的に改善させた報告などは平成25年度でストップしています。

 これらの情報から、ここ数年、公立高校も独自の運営を行っている高校が多いのではないか、という推測が生まれました。そうなってくると考えられるのは公立高校の私立高校化ではないでしょうか。つまり、公立高校も少子化の中存続していくために独自の運営を開始し、生徒への指導もこれから生徒にあわせてより細分化されるようになるかもしれない、ということです。実際に本日説明会を聞いてきたある中高一貫公立校では、私立高校ばりのコース設定や進路指導を行っていると感じました。そうでなく、公立が独自の方向を突き進むのであれば、公立と私立の違いはより明確になっていくでしょう。

 

 その思考の中で出てきた疑問は、公立と私立が近づいていく、もしくは離れていくとするならば、本来の公立高校の教育とはなんだろう。公立高校に行くべき生徒とはどんな生徒だろう。同じく、本来の私立高校の教育とはなんだろう、私立高校に行くべき生徒とはどんな生徒だろう、というものです。また、公立も私立も、画一化してしまうとしたら、どんな現象が起きるのだろう。それらの疑問を次回、自ら考えていきたいと思います。

 またうまく一記事で終わりませんでした!難しい!